株主の皆様には日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、企業の輸出増加やインバウンド需要の増加等により経済活動は持ち直しの動きが見られました。しかしながら、海外景気の下振れによる景気の下押しリスクや資源価格等の高騰に加え、不安定な金融市場の影響により厳しい状況が続いております。当社グループの事業活動も、エネルギー価格高騰に加え、印刷原反・インキ・溶剤・副資材・運送費等による製造コストの上昇やサプライチェーンの混乱による影響を受けており、先行き不透明な状況で推移しております。
このような状況の下、「環境経営と改善活動の推進、原点回帰でお客様満足度を最大化する」をスローガンに、環境への負荷を低減できる開発製品の販売、原価低減、生産効率・品質の向上に注力いたしました。
当中間連結会計期間の経営成績は、食品関連では冷凍食品用包材・容器成型加工が好調に推移しました。また、IT・工業材関連も自動車内装材が回復傾向にあること、スマートフォン用途や半導体関連などが増加したことにより、売上高は24,376百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は1,560百万円(同53.0%増)、経常利益は1,625百万円(同33.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は1,247百万円(同82.0%増)となりました。
昨年事業譲受した中本Fine Pack株式会社の山梨工場や子会社化した中本アドバンストフィルム株式会社に関しましては、更なる利益貢献を見込んでおります。引き続きM&Aも含めた積極的な投資を行い、特定分野に偏らず多様な分野へ展開する全天候型経営により、「中期経営計画2024」の実現を目指してまいります。
株主の皆様には、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。