導電性ポリマーコーティングシートの特徴と用途
- 電解コンデンサに使用されている導電性高分子、ポリピロールをコーティングした導電性シートです。
- 現行市販されているポリピロール粉末に比べ、約半分(平均粒子経Ave.300nm)の超微粒子粉末を分散させる事により粒子同士の接点が多くなる為導電性能が安定します。
- 多接点部は特殊バインダーにより固めている為、脱落による汚染が大幅に改善されます。
- 各種バインダー樹脂を設定する事により、様々なシートにコーティングが可能です。
- グラビアコーティングによる汎用シートはもちろんの事、弊社クリーンコーターでコーティングする事により、様々な分野に使用可能です。
導電性ポリマーコーティングシートの性能
【データ1】機械的密着強度/碁盤目テスト
1mm隔の碁盤目をいれ、セロテープを貼り付け、そのテープを剥離した際のはがれ具合を観察。
【データ2】化学的密着強度/アルコールテスト
アルコールに浸した綿棒で500gfの荷重をかけながら20mm×30mm程度の楕円状に擦り、綿棒への付着具合を観察。
【データ3】湿度依存性テスト
各湿度に設定した雰囲気にサンプルを1時間放置した後、表面抵抗値を測定。
●測定機器:三菱化学製ハイレスターUP
●測定条件:印加電圧100V30秒値
【データ4】耐湿熱性テスト
60℃95%の恒温恒湿槽にサンプルを規定時間放置。規定時間経過後、恒温恒湿槽から取り出し、60℃に設定した送風乾燥機にて30分間サンプルを乾燥させてから表面抵抗率を測定。
●測定機器:三菱化学製ハイレスターUP
●測定条件:印加電圧100V30秒値